オマケ

「そういえばさ、ずっと気になってる事があんだよ。」

「なに?」



泣き腫らした顔で出た部活もどうにか無事に終えて
影山と2人、帰宅している。



「お前さ、なんで俺が抱いてる時全然声出さなかった訳?」

「!?」



散々身体を重ねてきたけど、改めて抱くとか言われると
顔が真っ赤になるのが分かる。



「もしかして…フカンショーってやつか?」

「あほか!!!」

「いてぇ!!何すんだ日向ボゲェ!!」




思い切りジャンプして、遥か上にある影山の頭をひっぱたけば
すごい勢いで睨んでくる。



「影山が無神経だからだ!!」

「無神経って…」




「俺が…俺が声を我慢してたのは…」



初めてそういう関係になった夜。
恐怖と痛みでおかしくなりそうだった。


所詮男同士だから、受け入れる側はただ辛いだけで
泣いてやめてくれと叫びたかった。

けれど、慰めるといったのは自分だから。


そして…きっと影山が抱いているのは俺じゃなく菅原さんに見立てた俺の身体だけ。




「声だしたら、嫌でも俺だって意識するだろ。」

「…」


「影山が欲しいのは菅原さんだから。
 出来るだけ、俺だって意識させないようにしようって…うわっ!!」



そこまで言ったところで急に抱き寄せられて
手から離れた自転車ががちゃんと横倒しに倒れる。



「影山…?」

「次…ちゃんと声聞かせろ。」


「っ…」


「俺はお前を抱きたいから。もう、お前じゃなきゃ嫌だから。
 我慢しなくていい。日向を…抱かせて。」

「…うん。」



こくりと頷くとおでこにちゅーされる。


でもやっぱり今まで抑えてた声を出すのが恥ずかしくて
抱かれてる最中に『日向ボゲェ!!』と俺が怒られるのは…また別のお話だ。




*END*

オマケまで 可愛いとか 本当 そらと様 女神…!!
最後はイチャラブ影日ちゃんでした。可愛い…!
最初から最後まで影山さんがイケメン過ぎて私のライフがもう0どころかマイナスです。
飛雄ちゃんこれからはひなたんを全力で幸せにしてね…! 一旦不幸にしたの私だけど!

そらと様はpixivで素敵な小説やイラストをたくさん書いて(描いて)いますので、他の作品も見てみたい方はコチラからどうぞ。
そらと様、素敵な作品ありがとうございました!