みく様より、『うちの日向受けについて』の菅日ネタを元にお話を書いていただきました。
「おー・・・雨ひどくなってきたな」
「うおー!!」
「何でテンションあげたべ」
けらけら笑う俺に、俺の部屋のベッドに乗り、窓の外を見てはしゃぐ日向。可愛いなぁ。
「・・・」
「日向?」
「走りたいっ!」
「やめなさい危ないから!!」
キラキラと目を輝かせて外を見る日向を、後ろから引っ張るようにベッドから下ろす。窓しまってるから出れる訳がないのだが。
「だーめ、」
「・・・はーい」
床に座り、足と足の間に日向を入れて髪を撫でる。頬を膨らませた日向は次第に笑顔になっていく。
「・・・日向、」
「はい?」
「・・・帰れる!?」
「あれ!?」
日向が来たときは軽い雨だったのに、外を見れば横殴りの雨と風。
リビングに降り、テレビをつければ、台風接近との情報。
「うわー・・・日向、お前今日止まってくか?」
「え、良いんすか!?」
「おー、むしろ今帰った方が危ないべ。家に電話しときな」
「はいっ」
パタパタと携帯を取りに行く日向に、俺は携帯を開く。
―――…
「スガさーん!お風呂あざーっす!」
「おー・・・あ、こら髪拭きなさい!」
「わぷっ、スガさんの服大きいっすね」
「はは、三年生ですから!」
髪を濡らしたまま部屋に戻ってきた日向の髪を自分の髪を拭いていたタオルで拭く。
「スガさんの親さん大丈夫ですかね」
「大丈夫だよ、二人とも会社に泊まるって電話で聞いたし。ごめんなー夕飯あんなので」
「いえっ、俺家で食べれないから嬉しかったっす」
「体に悪いもんなー」
家にあったジャンクフードで夕食を済ませ、足りなそうだった日向にはお握りを幾つか作った。
へにゃりと笑い俺に抱きつく日向に何度理性が飛びそうになったことか。
「そろそろ寝るか。布団ひいたし、日向ベッドで寝な」
「!?え、だって、スガさんベッド使ってください!」
「え、日向お客さ、」
「でもスガさんのベッドだから!!」
「お、おう・・・」
結局日向に押され、ベッドに寝ると満足げに布団に横に鳴る日向。
「こりゃ、明日も部活休みだな」
「えー」
「えーじゃないだろ」
本当、バレー好きだな。頬を膨らませる日向に何か言おうと思えば、丁度遮るように鳴ったのは雷。大きいな。
「うお、」
「うひゃっ!?」
「ひ、日向?」
そんなに驚くことだろうか。日向は掛け布団を頭から被っている。
「スガさーん」
「ん?」
「雷、怖い」
「はは、日向は可愛いなぁ」
「・・・一緒に、寝ても、良いですか?」
「っ、!?」
何を言い出すんだ。
布団を握りしめ、俺を見上げる日向。涙目になって、震えている。
「・・・はぁ、おいで」
「・・・すいません」
「いーべ」
布団をめくり、日向を迎えれば日向は飛び付いてきた。
「はは、危ないべー」
「スガさ~ん」
俺の日向は本当に可愛い。
そのまま横になり日向に布団をかけてやれば俺にすり寄ってきて、そのまま眠る。
「はは、早いなぁ」
ガタガタと揺れる窓の外を眺めながら、俺は一人、ため息を溢すのだった。
ウルウールを雨で溶かして
(ふぁ、・・・あ、スガさーん、おはよーごさまいます)
(おはよ)
(ん~)
(はは、寝癖ついてるべ)
(へへ、スガさ~ん)
(こら、抱き着いたら朝ご飯作れないべ(あーくっそ、無防備だな))
みく様より、『うちの日向受けについて』の菅日ネタを元にお話を書いていただきました!
ヤバい私の理想の菅日そのものじゃないですか…菅さんがちゃんと落ち着いているのにひな厨という素晴らしい菅日ちゃんです。
日向が素直に甘えているのが本当に可愛くて!
うちの菅日の日向だと大抵警戒してるっていうか呆れてるっていうか…何かアレだからね!←
もう理想かつお手本のような菅日でした!私が目指すべき菅日がはっきりしたのでちゃんとイチャイチャさせられるように頑張りたいです。
みく様は、こちらのHPでハイキューキャラ×女の子のお話も書いています。他の作品も見てみたい方はコチラからどうぞ。
みくさん、素敵な菅日ちゃんありがとうございました!